社長挨拶

　当社グループは1972年の創業以来、コアテクノロジーである精密加工技術を軸に、「小型」「精密」「光学」にこだわった製品開発を続けてまいりました。現在の中核事業である精密金型関連事業、光製品関連事業はいずれも、こうした“こだわり”のもと、「情報産業」分野へと経営資源を集中し、品質・精度・性能でお客様のご要望にお応えしながら成長してきた事業です。現在では新たにレンズ関連や光電界センサ関連等を製品ラインアップに加え、当社グループが提供する商品やサービスは、活躍の場を着実に拡大してまいりました。
　「情報産業」は、インターネットの世界的な普及や通信インフラを介して流通する情報データの増大に伴って今後も発展が見込まれる分野です。しかしながら「情報産業」をはじめとする成長産業の技術革新はスピードが速く、時代を先行するマーケティング力と、他社に先駆けてニーズを具現化する技術開発力が求められています。

　これからも、当社グループを取り巻く環境の変化に迅速に対応しながら、「情報産業」以外にも「医療・バイオ」「自動車」といった、今後の成長が見込まれるより幅の広い産業分野に向けて、「小型」「精密」「光学」を特長とする商品やサービスで貢献し、世界のお客様にとっての“ベストパートナー”となるべく努めてまいります。

　また、地域社会を構成する一員として「地球環境を守ること」は、企業に求められる最も重要な使命のひとつであると考えております。当社では、製造業として、「高品質なものを安定して製造すること」が最も地球に優しい事業活動である（無駄な資源・エネルギーを消費しない、無駄な廃棄物を排出しない）と考え、「不良率ゼロ％」を目指した生産品質管理体制の構築に取り組んでおります。その他、製造工程における環境負荷物質の排除など、開発・設計・製造・販売のあらゆる企業活動において継続的な環境改善を実施し、企業としての社会的責任を果たしてまいる所存であります。

　今後とも、当社への一層のご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 上野　昌利