光ディスク成形用金型の世界トップメーカーとして培った射出圧縮金型技術を活かし、「細胞培養容器」や「マイクロ流路チップ」等の、医療・バイオ分野に向けた成形品を開発。高品質な製品を市場に提供し、医療・バイオ分野の発展に貢献しています。
ご要求形状を元に、金型設計から金型製作、成形品の量産まで、一貫対応を行っております。クリーンルームを完備し、成形後のシート貼付け等の組立工程・梱包工程まで取扱い可能です。重要とされる面粗度についても、ナノオーダーの表面粗さで管理しております。
創業より50年の実績ある金属加工技術と、光ディスクでの経験からフォトリソグラフィ技術、また射出圧縮成形を中心とした成形技術を、複合的に使用した各種チップの作成手法にて、最薄部0.2㎜程度の薄肉成形品も量産が可能です。樹脂もPC・PMMA・COP等、各種対応しています。
試薬と、少量の血液やDNAなどの体液サンプルを、マイクロ流体力学(マイクロフルイディクス/ microfluidics)などの特性を利用し、混合、分離、反応によって、創薬・創液や、生化学分析等を可能にするデバイスである、マイクロ流路チップの生産を行っております。
加工方法は、流路サイズにより検討致します。
血液、唾液、尿などの体液サンプルに含まれる、白血球、赤血球、腫瘍細胞、エクソソームなどの解析によって、がんや、将来的な発病可能性の早期発見により、早期治療が可能な画期的医療技術としてリキッドバイオプシーが期待されています。リキッドバイオプシーによる使用を目的とした、マイクロサイズのアレイチップも製作しております(光ディスクのピットサイズではnmレベル転写にも対応) 。成形品の転写は、射出圧縮成形技術を用いております。観察場所を把握できるよう、番地表示も可能です。
弊社製品は、接着剤を使用せずに透明薄肉底面部を一体化し、高品質と高信頼性、大量生産を可能としたものです。
また、透明薄肉底部に異なる細胞種毎の微細構造パターンをナノ~ミクロンオーダーで、各ウェル毎にカスタマイズして形成することを可能としました。
磨き加工(手仕上げ、機械仕上げ)を施した精密金型製作・成形が可能です。
観察を目的とした、医療用容器(キュベット、観察用セル、ディッシュ)などで実績がございます。
薄板ガラスを底面に接着する製品と比較して、一体成形による高品質と高信頼性、接着剤の影響を排除できる利点があります。薄肉部の平坦度は薄板ガラス製品と比較して遜色ないレベルになっており、底面からの精密光学観察が可能です。
細胞の足場となるナノ~ミクロンオーダーの微細凹凸構造を、射出成形によりディッシュ底面に一体形成することを特徴としております。ご要望により、異なる細胞種毎の微細構造パターンをナノ~ミクロンオーダーで、しかも量産時には他の製法と比較して低コストでカスタマイズすることを可能としました。細胞培養試験において数々の培養効果が確認されています。
その他、バイオチップ・マイクロ流路・マイクロRNA・リキッドバイオプシーなど、特殊な形状・素材の試作がありましたら、ご相談下さい。
電話でのお問合せ047-386-3111
(精機関連 営業担当) 月~金 8:30~17:30
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