精工技研では金型製作から量産成形まで承っております。

精工技研50周年記念サンプル 技術紹介
弊社が50周年を迎えた際に作成した、技術紹介用記念サンプルについて、盛り込まれた技術をご紹介します。
※これから紹介する意匠は全て弊社保有の加工機、成形機を用いて製作しております。
目次
金属調加飾加工
・塗料を使わず金属調を再現!
⇒メッキレス、塗装レスによりSDGsに貢献!
成形直後から金属調なため二次工程が不要!
この技術を応用した製品:各種精密成形品・加飾・DOE

3方向の深さ違いV溝
(ピッチ30μm)
弊社の金属調加飾加工(加飾成形品)では、透明樹脂の表面に微細なV溝を転写させ、光を全反射させることで金属調を表現しています。
そのため本来は一方向からしか金属調に見えませんが、V溝の高さと角度を変えることで、どの方向から見ても金属調を表現しています。(特許取得済み)
塗装レスにより、塗料に含まれるVOC(揮発性有機化合物)を使用しないことや、単一樹脂材料なのでリサイクル性が良いことなど、地球環境に優しい技術です。
QRコード&グラデーションロゴ
・透明樹脂に後加工無しでQRコードと企業ロゴを転写!
⇒単一樹脂でコントラスト比の大きな二色を表現!
通常樹脂では出しにくい高級感のあるデザインが可能!
※QRコード読込には単色背景が必要です。(黒が理想)
QRコードを認識するうえで最も大切なことは、白い部分と黒い(透明)部分の差が明確であること、つまりコントラストが非常に重要です。
透明な部分は弊社で50年培った研磨の技術を最大限活用し製作しており、QRコードのコントラストを際立たせることに一役買っています。
ロゴに関しても業界最高峰の磨きの技術で、金属調加飾部の中に埋もれず、存在感を放っています。
矢切の渡し(千葉県松戸市デザインマンホール)
・直線と曲線、鏡面と加飾を使い分けた精緻な表現!
⇒複雑な模様にも対応可能です!
弊社が誇る磨きの技術で、金属調加飾部の中に高透明な部分を作ることで、デザインを表現しています。
本デザイン(矢切の渡し)の使用には松戸市役所 建設部 下水道経営課様より許諾を頂いております。
本マンホールは「市政50周年」 「下水道普及率50%」を記念してデザインされました。
本サンプルは弊社の50周年を記念して作られたため、松戸市に本社を置く企業として、これ以上のデザインはありません。
デザインの詳細については以下よりご確認ください。
松戸市HP:松戸市のマンホールについて
フレネルレンズ
・自社で光学設計が可能!
⇒小径(Φ1.4㎜)、
リフロー対応(ハイブリッド)レンズなど豊富な種類と実績!
この技術を応用した製品:レンズ
弊社保有の高精度な非球面加工機により、樹脂製レンズの設計から製作、生産までを行うことが出来ます。
樹脂製のレンズはガラスと比べ安価であることから、使い捨ても可能です。また、その小ささと量産性から家電などの3Dセンシングや、医療用(内視鏡レンズ)等の分野にも利用が可能です。
精工技研では光学設計の請負から対応可能です。
お気軽にお問い合わせください。
弊社代表取締役社長 人物像&高透明背景(鏡面加工)
・レーザー加工による新たな表現方法!
⇒高精度 鏡面加工により際立ったレーザーデザイン!
この技術を応用した製品:部品加工
レーザー加工を用いて金型に人物像をデザインしました。
このような模様は転写が非常に難しく、像の輪郭がぼやけてしまいます。しかし、弊社の鏡面研磨技術と微細転写技術であれば、高い透明感のある背景が実現でき、はっきりとしたデザインの転写ができます。
微細転写成形の関連技術として是非こちらもご覧ください
超精密加工による隠れ文字
・線幅45〔㎛〕、深さ5〔㎛〕の隠れ文字!
⇒医療用成形品など 超精密な成形品も量産可能!
この技術を応用した製品:医療・バイオ向け 成形品
「50」という数字は、創立50周年という節目の数字を表しています。その中には、隠れ文字としてサンプル製作者の名前が刻まれています。
隠れ文字は実際のお札でも使われている技術の1つで、偽造防止としても認識されており、微細な転写技術を存分に発揮した技術となります。
文字の線幅は45〔㎛〕、深さは5〔㎛〕であり、超精密加工が求められます。
この超精密加工技術を使い、最近では医療用「マイクロ流路チップ」をガラス製では無く、射出成形(樹脂製)での量産をしております。
マイクロ流路チップ等のご相談が御座いましたら是非弊社にお声がけ下さい。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
精工技研がこれまでの50年も実践し続けてきたように、次なる50年も社会の進歩発展に貢献し続けるため、私たちは常に挑戦と成長を繰り返し、期待にお応えし続けます。